会社を辞めたい.....40代になると常に頭の中にあるフレーズじゃないでしょうか・・・
やっと辞める決意をしたのなら少しでも損しないように辞めたいと考えますよね。
退職届を書くのは何十年ぶりだったので謎だらけでした...
退職日がいつになるのか早めに知れると計画的に行動できるようになります。
この確認をすれば退職届に書く日付けがいつになるのか判明するので、会社を辞めたい人、フリーランスになりたい人は参考にしてみてください。
退職届に書く日付けはこうして決まる
結論から言うと有給が何日残っているかで退職日が決まります。
退職届に書く日付けは有給の残り日数を確認してから書かないと損することになりかねません。
仮に有給が40日残っていれば仕事はしなくても40日間給与がもらえて在籍扱いになります。
有給を確認せずに退職届の日付けを勝手に書いて受理されてしまったらもったいないですよね。
退職のタイミングを左右する有給消化
まず『退職願』を出して退職が承認されたなら、
有給休暇があと何日残っているか1番はじめに確認しましょう。
従業員は通常【継続勤務年数】に基づいて有給休暇の付与日数が決まります。
勤続年数 | 付与日数 |
6ヶ月 | 10日 |
1年6ヶ月 | 11日 |
2年6ヶ月 | 12日 |
3年6ヶ月 | 14日 |
4年6ヶ月 | 16日 |
5年6ヶ月 | 18日 |
6年6ヶ月以上 | 20日 |
有給休暇が取得できる2つの条件
①雇用された日から6ヶ月が経過していること
②全労働日の8割以上出社していること
現実は1年に20日なんてなかなか休めませんよね・・・。
実際に退職した年は特に忙しく有給はほとんど使っていませんでした。
退職日が承認されたら、人事部や担当部署に有給残数を確認しましょう
調べると残りの有給日数は32日も残ってました。
勤続勤務年数が6年6ヶ月以上なら最大20日のはずなのに・・・?
有給には繰越制度と時効がある
有給休暇の取得期限は【2年】という時効があります。
その年ごとの有給付与日数の有効期限が2年間サイクルということです。
1年間で使いきれなかった日数分は1年間繰り越せることができます。
たとえば、年間の有給日数が最大20日間あっても1年間に5日しか使わなかったら、その年の権利が15日余ることになるので、今年の20日分に昨年の残り15日分を繰越計上で加算できます。
今年は昨年分の残りと合わせて合計35日有給休暇が取得できるという仕組みになります。
「働き方改革関連法案」により、2019年4月1日から、雇用主は、10日以上の有給休暇が付与される全ての労働者に対し、毎年5日間、時季を指定して有給休暇を取得させることが義務付けられました。
残りの有給日数を消化する
承認された『退職願』に記載した退職希望日は2020年12月29日です。
有給残数が32日と判明した時はすでに11月上旬。
今から32日分を有給申請して、もし承認されたら、
退職日の12月29日から逆算すると出社するのは、あと2〜3日しかない!
これでは引き継ぎもできないではないか!ということにもなります。
すでに転職先と初出社日が決まっている人は計画的に有休消化しないと損することになるので早めに有給を使い切りましょう!
退職日までに有給を利用してハローワークに行き退職後の情報を得るのもおすすめ。
有給消化 3つの方法
- ①退職願で承認された退職日期日までにすべて消化する
- ②退職日までに何日か使い、残りの日数は放棄する
- ③退職願で承認された日付以降に、すべて消化する
①:引き継ぐ仕事がない、もう出社する必要がないなど会社に迷惑がかからない範囲で実現可能。
②:①はできないが、次の就職先の初出社日がすでに決まってるため消化しきれなかった残りは放棄する。
③:フリーランスになるor就職先未定、もしくは就職先の初出社日が退職日からすぐではないため支障はない。
*有給残32日判明後〜1ヶ月半の間に3日程有給を使い、実質残り29日となりました。(2020年12月中旬時点)
退職届 タイミングの確定
有給をすべて消化して退職したい場合『退職願』に書いた退職希望日から
残りの有給日数を足して何日後になるのかカウントします。
会社の年末年始や大型連休は特別休暇にあたるため、有給休暇日の対象にはなりません。
土日祝日休みの会社の場合、そこも休暇日になるため、土日祝日もカウントから除外します
メモ
計算すると有給消化する29日後は翌年の2月16日。
正式な退職日は実は1ヶ月半も先だったのです。
参考
失業手当をもらいながら職業訓練校に通うと失業手当受給期間を延長してもらうことができます。
訓練校に通っている間は支給され続ける制度で交通費も支給されるのでスキルを磨きたい人にはメリットです。
注意ポイント
スキルを磨きたい希望の訓練校の願書提出期間が退職日より前だと申し込めません。
退職しないと申し込みができないので願書提出期間を事前に確認しておきましょう。
タイミングが合わないと募集が先になったり希望する学校が募集しなくなることもあります。
ようやく『退職届』が出せる
退職願に書いた退職日はあくまでも自己希望であり、有給消化をする場合は実際の退職日にはならないことがわかりました。
ようやく『退職届』に正式に確定した退職日を記載して上司に提出します。
『退職届』を提出するまでの道のりが意外と長いですね・・・
『退職届』提出後に体調不良や子供の急病などで想定外に休む状況が発生した場合、有給扱いとなるため退職日がまた変わるので注意!
通常、正式な退職日にあたる日を人事や担当者が教えてくれます。
まとめ
退職願に書いた日が、退職日ではなかった!
有給には繰越と時効があるため確認しよう。
有給残数を知り、計算して何月何日後にあたるのか確認しよう。
有給消化は計画的に早めに取っておこう。
退職届は正式な退職日が確定してから出す。
退職したらスキルを磨いて40代でも新たなことにどんどんチャレンジしていきましょう!
退職後の確定申告は無料で1年間お試しできるやよい会計が便利でお得なので登録しておきましょう!
無料でやよいの青色申告オンラインに登録する
無料でやよいの白色申告オンラインに登録する